会社で出世したい!という時の自己投資方法として、最もポピュラーな方法が本を読む事。
そんな自己投資用の本で、意味のある本を選ぶテクニックや、「読むだけ」で終わらせないための具体的な読み方の方法をまとめました。
1.自分のお金で買う
基本的に「投資」なのですから、「無料」のものはおすすめできません。
ここ最近では、ネットの情報や無料の電子書籍等によって、必要な情報が簡単に手に入れる事ができます。
ただ、無料である限り、自分にとっての価値を感じにくく。筆者が本当に伝えたかった事が、うまく伝わらなかったり、無料なので情報の価値を感じにくく自分の記憶にも残りにくくなります。
「自分でお金を払って出した」という事実が、「この本から、自分の有益になる情報を1つでも取得したい!」という気持ちにもつながり、自己投資として意味のあるものになっていきます。
同様の理由で、社内で推薦されている貸出OKな本なども、できれば自分自身のお金で購入して読む事をおすすめします。
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2.まとめて買う
ひとつのジャンルについて自分の利益になるような情報を知りたい時に、本を読み慣れていない人だと 「自分に合う、究極の1冊探し」に時間を浪費してしまいがち。
ですが、できれば 「1冊だけ」を選ぶのはやめて、そのジャンルに関わる本を複数冊、できれば最低3冊程度は買う事をおすすめします。
業界や筆者によっては、かなり偏向的な考え方や意見を持ってる場合もあり、1冊だけ買って「その事だけが事実」のように勘違いしてしまうと危険だからです。
同じジャンルの複数の本を読む事で「偏った考え」になる事を防ぐ事が可能で、「あの人はこう思ってるけど、この人はこう考えてる」「言い方は違うけど、本質では同じ事を言ってるな…」のように、自分なりに事実を解釈する事ができます。
また、一つの考えに囚われる事なく「俯瞰的に物事を分析して 自分の意思を決定できる」というスキルを獲得できるという意味でも、有益な自己投資方法と言えます。
3:習慣化する
「自分磨きのために、たくさん本を読む!」と情熱に燃えてる時は良いのですが、時間の経過と共に、その情熱の炎は消えてしまいがちです。
インデックスファウンドに代表されるように、勝つための投資の基本は「継続して投資を続ける事」も一つにあげられます。
一時的な感情に左右されて、売り買いを繰り返すよりも、「ドルコスト平均法のような継続投資が結局は優位」というわけです。
「継続が基本」という考えは、自己投資でも同じ。情熱の感情に左右される事なく、淡々と本を読み続けれるように習慣化を行いましょう。
習慣化するための、筆者のおすすめの方法は「ながら読書」です。
例えば、「明日から、読書をする時間を1時間設定しよう!」と考える場合。これまで、自分がリラックスするために過ごしていた時間を削って、その時間を捻出する事になります。
好きな時間を削る事は、自分にとっての苦痛でもあるので、これは長続きしにくいです。
そこで、電車の通勤中にスマホゲームをしてた時間に、かわりに読書をする。朝ごはんを食べてる時に、テレビを見るのをやめて読書をする。等のように、「何かをしながら」の自分時間を削らなくてもいい短いタイミングで読書時間を取り入れるようにしてみて下さい。
本の内容に夢中になってるなら、「自分の自由時間を削る」という感覚もなくなるので、その場合は普段のリラックスタイムに読書時間を取り入れ始めても良いでしょう。
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4:電子書籍と紙書籍の使い分け
Kindleに代表されるように、ここ最近では電子書籍の登場で、より大量の本をいつでも持ち運べるようになりました。
電子書籍は手軽に持ち運べるメリットはありますが、「学習のための本」としては、ちょっと使いにくいです。
マーカーを引いたり、メモを挿入できる機能はあるものの、意外にそういったメモを振り返る事は少なく、勉強の際に素早く探したい時には、パラパラとめくれる紙タイプの本の方が有利。
筆者の場合、最初に電子書籍で購入したものの「これは一生ものの一冊にしたい」「このジャンルのバイブルになりそう」という本に関しては、あらためて紙の本で書い直したケースもあります。
なんとなく、そのジャンルについての全体像を知りたい時や、カジュアルに読み進めたい時には電子書籍を。
「しっかり勉強したい。本気でとりくみたい。」という意思が強い時や、自分にとっても「お気に入り」の本に関しては紙タイプの書籍をおすすめします。
5:繰り返し目次を読む
本を読み進めていると、あたかも「自分がすごい人になった」かのような錯覚を覚える事があります。
本に書かれている内容を自己投影して、「その知識を知っている事」だけが、自分にとっての本を読む基準になっている状態です。
本当の意味での「自己投資」と呼べる状態にするには、本にかかれている内容を自分なりに解釈し、実際に行動してみて、初めて「本を読む意味」が出てきます。
この「自分なりに解釈」という工程をすすめる時に、「目次を読む」という方法が有効です。
目次に書かれている内容は、「見出し」でもあり「筆者が伝えたい結論」が書かれている事が多いです。目次を見ながら、実際に読んだ内容を思い返す事で、伝えたかった本質を理解し、自分なりに解釈をすすめる事ができます。
また、目次は「章」や「節」等のツリー構造になっているので、その本 全体が伝えたい事や、構造を理解するのにも役立ちます。
本を読んでいる時には、定期的に目次に戻って「振り返る」作業をすすめる事で、意味のある解釈が進み、次のステップである「実際の行動」へと以降しやすくなるというわけです。
ちなみに、この「目次をしっかり読む」という事になれると、本屋で実際に本を選ぶ際 パラパラと目次を見るだけで、「自分に合ってる本かどうか?」「知りたい内容が書かれているかどうか?」という見極めるスキルを身につける事ができます。
自分に有益な本を探し出せる事は、意味のある自己投資にもつながっています。