毎年仕事内容が増えても給料は上がらない理由「7つの原因」

「なんで何年も働いているのに給料が上がらないの?」「人手不足で年々やる事が増えてるのに、給料は変わらない…」こうなってしまう理由は何なのでしょうか?

 

1:会社の人事評価制度があいまい

ワンマン経営や、家族経営のような個人商店の延長的な会社によく見られるケース。

そもそも「人事評価制度」があいまいになっていて「経営者の気分次第」。なんとなくの感覚でとなっている場合です。

企業の大きな目標は、かなり乱暴な言い方をするなら「お金を稼ぐ事」。立派なビジョンやグランドデザインを持っている会社であっても、この根っこの部分は同じです。

「お金は一切いらないから…」なんて言っていたら、経営は成り立ちません。

企業がお金を稼ぐために、それぞれのポジションの人が適切に役割りを果たす事は必須。目標としては「お金儲け」ではありますが、それだと漠然としているので 各ボジションの人が最適な動きを出来るために細かく「お金儲けにつながる目標」を設定していく必要があります。

いわゆるKPI(key performance indicator )等が代表的で、KPI設定が明確になっている程、目標達成がしやすくなるというもの。

ただ、このKPI設定をするのは基本的には上司や経営者の役割です。

KPIは、ボーリングでストライクを出すため「手前の目印」にあたる部分。手前の目印が明確になっていなければ、なかなかストライクを出す(売上をあげる)事は困難です。

まっとうな会社であれば、単純に「売上を達成する事」意外にも、こうした目標達成のためのKPIが明確化されていて、人事評価にも連結しているはず。

こうした設定がない会社は「ちょっとおかしいのでは?」と感じなくてはいけません。

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2:経営者が人件費を固定費としか見ていない

自分が会社を経営する立場になると起こりがちなのですが、毎月かかる人件費を「固定費」としてだけしか捉えられなくなってしまう場合があります。

人件費は、本来は固定費というよりは「会社への投資」として見るべき。正しい方向性で正しく投資する事で、会社への利益にも繋がります。

特に小さな会社で起こりやすいのは、社会保険等の本来入っておかなくてはならない制度に加入すらしていない場合。

社会保険に入ると、費用は会社と個人の両方の折半になり、人件費があがるほど単純に会社の負担は増えます。

こういった理由で、本来は義務であるにも関わらず、「うちは小さい会社だから」「保険に入ってない分、給料に反映するから…」等の不思議な理由でうやむやにされているケースも。

こうした義務をおこたっている会社では、「固定費としてしか見てないのでは?」と予想し、経営者は「今後も、固定費を増加させないためにはどうすれば?」としか思っていないかもしれません。

 

3:会社の要求(経営者の要求)に自分が応えられていない

「自分がこれだけ仕事をやった!」という事と、会社がこれだけはやって欲しい!と思っている内容について。

具体的に言うと、上司と部下が抱えるこの問題は、基本的には「溝」があり埋まる事はありません。

「まだまだ頑張って欲しい「溝」はあるけど、あの部分で成果を出していたな…」という要素があって、それが金銭にも反映されている場合はOK。

そうではない場合には「自分自身の仕事のやり方」と見つめ直すべきかも。

例えば多くの日本人が「仕事をこれだけ長い時間こなした」「あの人が休んでいる間もがんばった」という部分で、仕事をやった感を訴えがち。

ただ、これを上司や経営者の立場から見てみると「時間をかけただけで、特に成果になってない」というケースも。

「肉体労働的に頑張る思考」から、「会社の利益に繋がっている?」という思考変換をすると、今後の給料にも変化が見られるようになるかもしれません。

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4:会社が利益を出せていない

「自分が会社のために利益を出せていない」ケースを話ましたが、もしかしたら、会社のシステム的に利益が出にくい状態になっている場合も。

会社全体の利益を出すために頭をひねるのは経営者の仕事です。それが出来ていない経営者なのであれば、その会社自体で働き続けても「そもそも給料が上がるはずがない」となているかも。

 

5:「景気」の悪い影響をうけやすく、いい影響は受けにくい業界になっている

特に飲食業界等はこのとおりになりやすい業界。

景気が悪いと客足も悪くなり売上に悪影響が。では景気が良くて客足がいい時には給料もあがるのか?というと、実情はそんな事もないようです。

これは、この次の「業界的に給料が上がりにくい」という性質にも由来しています↓

 

6:業界として給料が上がりようがない場合

ベンチャー系企業のような突出した例はあるものの、基本的には業界内の「平均給料」を大きく飛び抜けて給料が上がる事はありまえん。

先程のケースでいくと飲食業界等。基本的に「雇われ勤務」として働いていて給料を上げたいなら、複数の店舗がある会社は大前提。

ただ「働く時間の割に給料はそこそこ」で、これはエリアマネージャーや役員クラスになったとしてもさほど変わりはないもの。

「自分が経営者になって成功させる」という道でしか、大幅な給料アップは見込みにくい業界です。

 

7:ビジネススキル不足

単純に自分のビジネススキルが不足しているケース。

「会社に与えられた役割を理解して働けているか?」「毎日、ただのルーチンワークになってないか?」「顧客主はもちろん、上司や同僚とのコミュニケーションはとれてるか?」等をいまいちど見直す時期かもしれません。