仕事の人間関係に疲れ切ってしまって、今すぐにでも辞めたい時にできる、おすすめの対処方法をまとめました。
1:正論を言うのをやめる
人間関係で疲れる場合「本当は、こっちの方が正しいのに、相手が分かってくれない」というケースがあります。
こういった時にお互いに起こっている事は「お互いの正論をぶつけているだけ」という場合も。
意識や考え方が違う人間同士が互いの正論をぶつけたところで着地点はありません。方法としては、どちらかが折れるというだけ。
無駄に疲弊して正論をいいづつけるよりも、さっさと相手に同意(したフリ)をして、自分に正論は本当に大事なポイントだけに絞るべきです。
2:生産的と非生産的を分ける
自分にとって生産的な内容は、自分自身でもコントロールしやすいもの。
一方で「○○さんの性格の問題」「存在するだけでイライラする人」のような、他人の行動や性格は非生産的な問題で、自分自身の力でどうこうコントロールできるものではありません。
「イライラする」という状態は、もしかしたら「相手にこうなってほしい!」という期待をこめて、コントロールしようとしている行為なのかも。
当然、まわりの努力や本人の頑張りによって変えれるケースもありますが、自分が疲れてる時にまで相手をどうこうしようとするのは無駄な行為です。
自分にとって「生産的な事だけ」に意識を向けてみて下さい。
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3:完璧主義をやめる
自分が思ってる以上に「完璧主義」になり過ぎていて、余計に人間関係をこじらせてしまっている原因となっているかもしれません。
- The best is the enemy of the good
- perfect is the enemy of the good
- Le mieux est l’ennemi du bien.
などなど、「完璧主義は敵になる」「最善を求めすぎるのは良くない」と有名な哲学の言葉が残されています。
自分自身では、仕事をより良い方向にみちびくために「完璧主義」のつもりが、多くの場合、悪影響になっている可能性が高いという事。
4:YESマンを脱却
「あらゆる仕事に対してまったく否定をしない」というのは、日本人のビジネスマンにありがちな現象。
20代前半の若いうちや、仕事に対してよくわからない事が多い段階では「まず、素直に聞く」という力は大事な場面が多いです。
ただ、30代や40代になっても、どんな仕事でもYESを続けている事で、依頼する側や自分自身にとってもマイナスになってしまっているケースも考えられます。
まずは「どんな部分で絶対に許せないNOがあるのか」という自分の基準を明確にする事から。
5:マルチタスク風をやめる
人間関係を改善する以前に、そもそも自分の仕事の進めかた、やり方自体に問題があり、人間関係まで手が回らない(余裕がなくなっている)というケース。
本当の意味でのマルチタスク(完璧に同時進行できる)という人は、全体のわずか2%しかいないと言われていて、自分では「マルチタスクできてる」と思ってる事も、仕事を細かく切り替えてるだけという場合がほとんど。
そんな「マルチタスク風」な仕事は、自分が思ってる以上に精神や体力を消耗します。
「自分は効率よく仕事ができる人間だ!」と思ってる人でも、いったん振り返ってみて「マルチタスク風になってないか?」「その事で余裕がなくなってないか?」を確認してみて下さい。
6:「脳を緩める」を意識
職場での人間関係が悪くなっていると「敵が味方か」「戦うか逃げるか」のような両極端な考え方しかできなくなりがち。
人間本来の狩猟本能敵にも、「緊張状態になっている時には2択で選ぶ」というは自然な行為と言えるでしょう。
ただ、ビジネス現場においては、別に「生死をかけて狩り」を行っているわけではありません。極端な発想しかできなくなっている時には「脳を緩める」という発想で、まず気持ちをゆるく持つところから初めてみるのがおすすめです。