会社で理不尽すぎる業務をおしつけられたり、理不尽な怒られ方や責められ方をされた時に。解決するための方法をまとめました。
1:理不尽と成長は一致しない事を理解
そもそも論として、「仕事で成長する事」と「頑張って理不尽に耐えて頑張る事」は比例関係にはありません。
仕事で成長する基本原則としては、PDCAを自分の中で実行して たえずチャレンジ&行動を行い、それに向けた改善努力をしていく事でステップアップしていきます。
「理不尽なものに耐える」というのは、このPDCAサイクルの原則の中に含まれていない事は明白です。
「今、頑張って我慢すれば成長できるはず…」というのは妄想で、その我慢しているエネルギーを生産性の高い事に活かすべき。
「理不尽に耐えて、誰にも負けない忍耐力をつける」「耐えた先に出世や昇進がある」等の明確なゴールを見据えての場合はこの限りではありません。
2:理不尽の連鎖を引き起こさないためのテク
上司に理不尽な事を言われたり態度をとられたりすると、ついついそれにイラッ!ときてしまって、言葉で反応したり、口では言わなくても態度で反応してしまったりするもの。
その行動は、理不尽な事を言ってる人にとっては逆効果で、余計に相手を苛立たせたり触発させる事につながり、火に油を注ぐようなものです。
大きくなった火は、ダイレクトに自分にふりかかるので、余計に面倒な事になってしまいます。
そんあ、思わず反論したくなるような理不尽を適当にスルーするだめにはどうすればいいのか?
おすすめの方法としては、自分の中で複数の自分を想定して、自分の中だけで(心の中だけで)文句を言い合うという方法。
「今の理不尽すぎない!」「本当に、ひどかった」「俺もそう思う!」みたいに、自分の中で文句を片付けてしまうというやり方です。
イラッときたらい、自分の中で言葉を吐き出してスッキリする事。またその事の集中する事で、何か理不尽な事を言ってる上司をスルーできます。
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3:「仕事のあり方」を見直す
「理不尽な事」は特に仕事を覚えていない新入社員の時だけにあるもの…と考えがちですが、仕事の経験を積んで昇進した後でも「理不尽さ」を考える機会は多く増えます。
筆者の経験では、自分が仕事を覚えるほどに「自分自身の考えやポリシー」も明確になっていくので、「上司の考え方と合わない」という部分で会社の理不尽さを痛感しました。
上司ではありましたが、経営者としてのトップという相手でもあったので、余計の理不尽さは明確。いくら、自分のポリシーが正しいとは思っていても、「会社のトップには逆らえない」という絶対的なものが存在しています。
表向きは「部下の意見も取り入れるために、話をちゃんと聞いてる」という風に見えても、自分が成長してるからこそ、実は従業員を手放さないための手段に過ぎず、特に自分の行動や会社の方針を変える気はまったくない…という部分が見えてくるのですが、だからといって 自分の力ではどうにもならない…という絶望感で理不尽さを感じるというわけです。
筆者の場合は、かなり究極的なところまでいっていたので、「退職」という道を選び、今は独立して経営する側の立場になっています。
経営者になって思う事は、もしかしたら「労働者」として雇われてる限り、こういった「理不尽さ」はどこの職場でも大なり小なり存在するもので、そこから脱出するためには、根本的な働き方を変える必要があるかもしれない…と考えます。
少し過激な言い方をするなら、「労働者」というのは、自分の時間(命)を代償として給料をもらっている状態であり、「雇われている」時点で経営者によって管理される側になっています。管理されている限り、「1mmも理不尽さがない」という状況は難しそう。
少なくとも経営者する側になってから、雇われていた時に感じていたような「社内での理不尽さ」を経験した事はまったくなくなっています。
ただ、自分のペースで働けるという自由を手に入れる代償として、ちゃんと生活できるかは完全に自分次第という別のプレッシャーは発生するようになります。